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カテゴリ:写真
  • 「聖地を写す」トークライブ@ABC本店
    [ 2009-12-07 00:18 ]
「聖地を写す」トークライブ@ABC本店
鈴木理策×藤代冥砂×石川直樹
3名の写真家が揃ったトークライブに行ってきました。
しかも、三重県共催。
熊野のプロジェクトの為の冊子「天海人(あまあまひと)」で、熊野を撮影した3写真家と三重県の担当者、ひらの氏によるトークです。
そもそも、そのプロジェクトがどんなものかの詳しい説明はなかったのですが、出口で、熊野古道に関する案内図冊子を下さったので、ひろく熊野を知りましょう!的なプロジェクトかと勝手に判断しました。(熊野古道は以前から興味があったので、この冊子はとてもありがたかったです)

席について、椅子の上に置かれていた天海人を見ていると、藤代さんの写真にドキッとしました。
この伊勢を写した4枚の写真は今までの藤代さんの写真とはイメージが違っていたから。
藤代さんといえば、ファッションや女性を撮る人という印象だったので、正直、この「聖地を写す」に藤代さんのお名前を見た時は意外に思ったものです。
以前は時々購読していたSwitchも、ここ何年も買わなくなっていたので、藤代さんの連載も全く知りませんでした。
しかし、そこに見た伊勢の写真は宿っている写真でした。
踏み込んで近づいた写真に感じました。

初めてヌード写真を撮ったという石川さんから、“藤代さんに、テクニックというか・・・どう撮ったらいいか聞きたいですよ”というような話が出た時に、"ポン引きみたいな気持ち"と、藤代さんが答えたのには、一瞬??はてな?だったのですが、要するに、可愛い娘をお客さんに’この娘可愛いでしょ’と、きちんと手渡す役目だというのを聞いて納得しました。
聖地を撮る時も同じ気持ちで、お客さんに手渡す気持ちで撮っていると仰ってました。
数多くの女性の写真を撮ってこられた藤代さんの言葉に深く納得したのでした。

それよりも、石川さんがヌード!?という方が、大きな驚きでしたけど。


トークショーは3人の写真家各々が自分の写真をスライドショーで見せながらコメントすることから。
石川さんは新刊「アーキペラゴ」の南編の写真を。
藤代さんはSwitchの連載「神様トリップ」の写真を。
鈴木さんは、熊野の写真からのはずだったらしいのですが、“見たくなったから”と、恐山の写真から、熊野の写真へ。
この恐山の写真が、岡本太郎が写したハイコントラストな恐山とは180度違う趣で、おどろおどろしい感じが皆無。
自分より上の世代への抵抗もあって、こういう写真を撮ったという面もある、と鈴木氏。
当時は、一枚で完成されているもの以外は作品としてみてもらえなかったが、数で見せるということをやってみた作品とのこと。

3人それぞれの写真の撮り方を、少しだけですがうかがえて興味深いトークライブでした。
トークの時間が割と短かったのですが、なかなか楽しく聞きました。
進行をされていた、三重県のひらのさん。すごく立ち位置のしっかりした進行役でした。
ステージ上の4人、皆さんの話し方が全て良かった。
何度も書いてますが、話を聞いていたい声、話し方の好みが私にはあって、今回はより強くそれを感じました。
特に石川さん。
以前、あるギャラリーに行った時、取材を受けている石川さんに遭遇したことがあって、その時はさわやか好青年の印象だったのだけど、写真を撮る、撮ったものを見て欲しいと思う、その思いの強さみたいなものが今回は一層感じられました。
なんか、男っぽい人ですよね。
“写真集、是非買ってください!”と強くおっしゃってました。
写美のチケット差し上げます!って言ってましたしね、笑。

逆に藤代さんは、勝手に抱いていた印象とまるで違って、ふにゃ、っとした柔らかい話し方でした。

石川さんの「アーキペラゴ」、新宿Place Mで個展あるようです。
見に行きたいと思います。

そして、まとめたいとは思っていると仰っていた鈴木さんの熊野の写真集、楽しみに待ちたいと思います。
by marcotabi | 2009-12-07 00:18 | 写真 | Trackback | Comments(0)